TypeScriptとは
Webアプリケーション開発に必要な要素と言えば、HTML、CSS、JavaScriptです。
近年、HTML5、CSS3が登場し二つの要素は飛躍的に進化しました。
そんな中で長年進歩がないJavaScriptに不満の声が増えてきました。
それを解決する一つの手段として「JavaScriptを生成する言語」が登場しました。
具体的に言えば、Haxe、CoffeeScript、Dart、JSX、そしてTypeScriptです。
これらの言語は「JavaScriptの代替」という意味で「altJS」と呼ばれています。
altJSの中の1つTypeScriptはマイクロソフトによって設計開発されており、2012年頃に登場しました。
TypeScriptはJavaScriptのスーパーセットであり、その文法はJavaScriptの将来的な拡張仕様を先取りした形であり、 クラスやインターフェースなどクラスベースオブジェクト指向に必要な機能が備わっています。
TypeScriptの特徴
TypeScriptには以下のような特徴があります。
- クラスベースオブジェクト指向
- 静的型付け
- JavaScriptに変換
クラスベースオブジェクト指向
TypeScriptは中規模から大規模な開発に耐えうるようクラスベースのオブジェクト指向をサポートしています。
静的型付け
TypeScriptは静的型付けであり、これによってコンパイル時にエラー検出をしたり、 IDEによるインテリセンスなどの様々な機能の恩恵を受けることが出来ます。
JavaScriptに変換
TypeScriptのコードはコンパイルすることによって、JavaScriptのコードに変換します。